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DANCERS FILE

【DANCERS FILE Vol.67】Mori Minami

2025.05.31

ダンスを愛し、ダンスに愛されるフィメールダンサー、Mori Minami

岩田剛典、ももいろクローバーZ、9mm Parabellum Bulletなどなど数多くのアーティストのミュージックビデオに出演。また、木村拓哉、SUPER JUNIOR、高野洸などのツアーダンサーを務め、他にもTVCMに出演、振付師としても活動するなど、引っ張りだこのMori Mimami。そんな彼女にどのようにして現在のダンサー業にたどり着いたのか、今後ダンサーとして活躍するにはどんなスキルが求められるのかなど、ダンスを仕事にするために奮闘している若手ダンサーに耳寄りな話を聞いた。今からでも実践できるアドバイスも盛りだくさんな今回のインタビューをぜひチェックしてほしい。

一発撮りダンスムービーもチェック!

「小学4年生の頃、いとこのお母さんにダンススタジオに連れて行ってもらったのがきっかけです。いとこが元々ダンスをやっていて、嫌々連れて行かれたのを今でも覚えています(笑)。地元の小さなスタジオでJAZZから始めました。中学1年生からは同じ地域の中でも有名だったHIRO DANCE COMPANYというスタジオに移りました。そこでバレエやGIRLSにも触れていきました。」

「構成での難しさはありました。大人数だからこそシンプルなものだけでなく複雑な見せ方をしていくことが求められるので、そこが難しかったです。人間関係の部分でも大変なことはありました。誰がまとめていくか、ダンスで引っ張るのかなどもすごく考えさせられました。私は最年長だったのでリーダーとして、チームを引っ張るように意識していました。良い経験だったと感じるのは、人数が多ければ多いほどできることもたくさんあるので、よりダンスで表現できることの振り幅の多さを感じられたことですね。1人では難しかった表現が、人数がいるとできるんだと気づくことも多かったです。」

「ダンスを始めた当初は楽しいと思えるものではなかったです。でも、スタジオを変えて出会った新しい先生、MIKI HIROOKAさんを見た時にダンスってすごくかっこいいと気づいて、心を動かされました。MIKIさんが上京した後に、安室ちゃんのライブのバックダンサーをやっている姿を見て、自分もこうなりたいと思いましたね。今思えばこれがダンサーを目指そうと思った瞬間でした。」

「高校では部活に入らずに、外部でダンスを行っていました。スタジオでアシスタントとしてクラスを持たせてもらっていて、卒業後もダンスの道以外は考えていませんでした。ただ、母に反対されてしまい、”何か守ってくれるところがあるなら良いよ”と言われたので必死に探しました。そうしたらたまたま同じスタジオの先輩に日本工学院のダンスパフォーマンス科に行かれている方がいて、専門学校の存在を知りました。学校に通うならと親の承諾をもらい、入学のために上京することができました。」

「筋トレは欠かさずやっていますね。あとは柔軟力も必要だと思うので毎日寝る前に必ずストレッチを行っています。」

「上京して最初の1年は地元のスタジオの先輩のMIKIさんからのお仕事を振っていただいて、メディアのお仕事をやるようになりました。以降はそのお仕事で繋がっていった方から、数珠繋ぎのようにお仕事をいただく機会が増えました。」

「楽しいという気持ちが自分たちの中で終わらないことですかね。それはクラブイベントとかそういう場所で良いと思っています。バックダンサーとしてステージに立つ時は、1番楽しんでもらうべきはお客さんだし、お客さんの多くはそのアーティストさんを見に来ているわけだから。それをバックアップしている気持ちを忘れない。加えてダンサーがいて、絵になって、より楽しんでもらえるというイメージ。外に放つ楽しみを与えるということを私はすごく意識しています。」

「1回1回踊る時に、同じような踊り方をしない意識は伝えています。例えば分けて2回ずつ踊れる機会があったとしたら、その2回で同じような踊りをしても面白くないし、成長しないので。踊るたびに工夫するようなモチベーションでいられないと成長しないと伝えています。あとは、自分のダンスを自分が1番愛することを大事にしていこうという話はよくします。」

「キレがすごいねと周りから言っていただけることは多いですね。JAZZをやっていた分、綺麗にキレを出せるのかなと思います。あとはアクロバットも経験があって、今もできるのでそこも強みだと思います。現在はHIPHOPをメインにやっていますが、JAZZから始めてよかったなと思うし、色々なジャンルを経験してきたことが強みにもなっています。」

「レッスンに行ったとして、分けて踊らせてもらえるタイミングがあれば、その先生にできるだけアピールできるように1番前の真ん中で踊っていましたね。私が1番かっこいいでしょっていう気持ちで、ガツガツ自分をさらけ出すことが大切。そうじゃないと見てもらえない。自分を見せたいという気持ちを遠慮せずやっていました。」

「自分にはダンスしかなかったからかもしれないですけど、嫌なことがあっても踊っていると忘れるし、楽しい気持ちになれるからやっていてよかったなと思いますね。高校の時に自分でテーマを決めて好きなことを発表するタイミングがあって、私はダンスのことを記事にしたんです。そこで思ったのが、ダンスって言葉を使わないのに、体だけで表現して、人の心を動かせるって唯一無二なものだなってことでした。ダンスって素晴らしいなって思ったし、それを選んで仕事にすることができて本当に良かったなと思います。」

「今日は踊りたくないなっていう日は、私自身もありました。でも、人一倍、誰よりも踊っていれば絶対に上手くもなるし、自分のダンスがわかる。だからこそ、とりあえず仕事を持っている先生のレッスンに行こうとかではなくて、とにかく自分のダンスはどうで、強みは何かを研究するといい。自分が1番、自分のダンスに納得した上でたくさんの場所に足を運べばきっと気づいてくれる人はいるので。ただレッスンに行くだけではなくて、誰よりも努力すること。その気持ちを持って色々な場所に自分を見せに行ってください。」

Talk about stylng
「ストリート感があるスタイリングが大好きで、今回この衣装をチョイスにしました。ハーフパンツに迷彩柄っていうのも一昔前、90年代に流行っていたものですよね。それに今流行りの”I ♡”のチビTを組み合わせたのが気に入っています。どれもメインになるアイテムでの組み合わせができたことが嬉しかったですね。Tシャツの着心地も優しい感じで、汗も吸い取ってくれそうで、今の時期にも夏でも着られそうで良かったです。」

着用衣装
アトモス ピンク アイ ラブ ピンク ティシャツ

25ss-kmts04-blk
¥5,500(税込)
https://www.atmos-tokyo.com/item/fone/25ss-kmts04-blk

アトモス ピンク カモフラージュ ペインター ハーフ パンツ
25ss-tasp07-cmo
¥13,200(税込)
https://www.atmos-tokyo.com/item/fone/25ss-tasp07-cmo

アトモス ピンク ラインストーン ベルト
25ss-mmeq02-slv
¥3,850(税込)
https://www.atmos-tokyo.com/item/fone/25ss-mmeq02-slv

アトモス ピンク ヴィンテージ クラッシュ キャップ
25ss-mmhw01-gry
¥5,500(税込)
https://www.atmos-tokyo.com/item/fone/25ss-mmhw01-gry

Talk about sneakers
「メタリックで未来感があって私好みでした。可愛いよりもかっこいい方が好きなので。足元映えするし、踊っていても機能性が高くて、ステップをつい踏みたくなるようなときめきがありましたね。」

着用スニーカー
ナイキ ウィメンズ エア マックス DN8

hf5509-001
¥25,300(税込)
https://www.atmos-tokyo.com/item/nike/hf5509-001

Mori Minami Profile
大阪出身。小学4年生からダンスを始め、キッズ時代はダンスチーム「M's son chic」として活動。地元で開催されたダンスコンテスト南港ダンスフェスでは連続受賞の経験を持つ。現在は、TRF、JYJ、ナオトインティライミ、DREAMS COME TRUEなどのバックダンサーや三浦大知、GENERATIONS from EXILE TRIBE、ShutaSueyoshi、t-Ace、嵐、EXILE THE SECOND、Snow Man、King & Princeなどの振り付けアシスタント、ダンススクールのインストラクターと多岐に渡る活動しており、多くのダンサーから支持を受けている。

STAFF CREDIT

Model:Mori Minami
https://www.instagram.com/mori__minamii

Photo & Movie:REALY
https://www.instagram.com/realy_photo_

Edit & text:megu
https://instagram.com/megu3_hanabi

Production:bashment
https://www.instagram.com/bashment_inc