攻殻機動隊 / GHOST IN THE SHELL x Kosuke Kawamura x atmos | atmos(アトモス) 公式オンラインストア
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GHOST IN THE SHELL x Kosuke Kawamura x atmos

こだわりのデザインと技術が集結したatmos25周年を祝うトリプルコラボレーションコレクション。

2025年で25周年を迎えるatmos、公開30周年を迎える士郎正宗原作・押井守監督による劇場アニメーション『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年)、そしてグラフィックアーティストの河村康輔氏によるトリプルコラボレーション限定Tシャツを発売いたします。

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本コラボレーションアイテムは、宮城県・仙台市を拠点にシルクスクリーンを中心としたTシャツ制作を総合的に手がけるデザインファクトリー「アゾット(AZOTH)」社にてプリントを実施。作品公開の時代とも重なる1990年代に、アメリカで主流だったシルクスクリーンの手法をもとに、現代の技術で再構築。独自の理論とノウハウで分けた15版でプリントしています。
25周年を迎えるatmosの今年のテーマが「温故知新」。河村氏の緻密なグラフィックに当時のプリント技術を再現したプリント手法を落とし込むことで、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の当時の風合いを感じさせるこだわりTシャツが完成しました。

販売方法

本コレクションは、2025年4月19日(土)、20日(日)の2日間開催するatmoscon会場にて限定販売いたします。
Tシャツは会場で受け取り可能、アートポスターは後日配送の受注販売となります。
※atmosオフィシャルオンラインストア、実店舗での販売はございません。

atmosconの詳細はこちら

Products

nike-year-of-snake GHOST IN THE SHELL x Kosuke Kawamura x atmos T-shirt 01

maasu-ts070-blk
BLACK
M – XL
¥12,100

nike-year-of-snake GHOST IN THE SHELL x Kosuke Kawamura x atmos T-shirt 02

maasu-ts071-blk
BLACK
M – XL
¥12,100

nike-year-of-snake GHOST IN THE SHELL x Kosuke Kawamura x atmos T-shirt 03

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BLACK
M – XL
¥12,100

Tシャツサイズ

M:着丈68cm、身幅56cm、肩幅50cm、袖丈23cm
L:着丈70cm、身幅59cm、肩幅52cm、袖丈24cm
XL:着丈72cm、身幅62cm、肩幅54cm、袖丈25cm
XXL:着丈74cm、身幅65cm、肩幅56cm、袖丈26cm

注意事項

90年代当時のデッドストックの風合いを表現するため、プリントのズレや曲がり、柄ズレ、ノリの跡、インクのザラつきがありますが、これらも本商品の「味」として再現した仕様となっておりますことを予めご了承ください。

フレームサイズ

515 x 728mm

注意事項

表面にペット樹脂を使用しているため、細かい傷や擦り傷等がありますことを予めご了承ください。

Interview

今回のコラボレーションにあたり、デザインを担当していただいた河村康輔さん、そしてプリントを行った工場のアゾットさんへのインタビューを行いました。

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atmos

まずデザイン・プロセス、アニメ・作品との共鳴といったところでお伺いします。シュレッド、コラージュを駆使して唯一無二の表現を確立されている河村さんですが、今回のコラボレーションにあたり、デザインのコンセプトやこだわっていただいたところをお聞かせください。

河村康輔氏

今回のデザインでこだわったところは、架空のポスター的な「当時あったのかな?」っていうようなものにしたいなというのがあり、でもTシャツになることが前提だったので、そのTシャツを想定してというか、何かこういうTシャツがあったらいいなっていうのをベースに作っていった感じです。

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河村さんが普段デザインやグラフィックを制作される際に、個人的なルールだとか、譲れないポイントといったものは何かございますか。

河村康輔氏

僕はもうバランスだけです。全体のバランスが、ちょっと主観的にはなるのですが、自分の中で一番気持ちが良いバランスというところにいつも気をつけてというか、そこをベースにして作っていますね。

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今回Tシャツ制作を総合的に手がけるデザインファクトリー「アゾット(AZOTH)」社にてプリントをさせていただきました。まずは簡単に会社のプロフィールをご紹介ください。

アゾット(AZOTH)社

はい。ちょうど昨年末(2024年末)で創設20年目を迎えて、今21年目になります。総合的にTシャツ製造をしている会社です。母体はシルクスクリーンを軸にしたプリント業なのですが、今はOEMもやりますし、企画・デザインから流通まで幅広くやっております。
主なクライアントとしてはアニメとか映画のライセンスの公式のマーチャンダイジングであったり、ファッションブランドやプロスポーツ球団のグッズであったり、あとは地元企業の飲食店とかイベント物販とかもやっています。
あと、弊社の一番の特徴としては、全国の同業の工場と提携しているところです。当社がハブとなって仕上がりにマッチするところにその都度依頼をしているのが大きな特徴かなと思います。

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軸にされているというシルクスクリーンプリントという名前はよく聞くのでが、一般の消費者の方々に向けて、何か簡潔に表現すると、シルクスクリーンプリントとはどういったプリント手法になるのでしょうか。

アゾット(AZOTH)社

最も原始的なプリント方法ですかね。版画の要領なので最も原始的で、最もアナログのプリント方法と言えると思います。
90年代の大量生産の時代に、アメリカでいかに合理的に、いかにスピーディーに、そしていかに量をこなせるか。そのために使われた設備や動きを用いて量産しています。またデザインの分け方とかもそうなのですが、よく見たらちょっとプリントの文字が柄ずれしていたり、プリントがTシャツに対して曲がっていたり、あとはプリントを刷るためにセットした時の糊の跡が残っていたりなど、細かいことは気にしないスタイルだった頃のアメリカ式のやり方でプリントをしています。
あとは油性ラバーを使っていますので、触るとちょっとザラザラしていてこの触感は今あまりない感じで、このアナログな雰囲気の手法が今回の川村さんの(グラフィック制作の)アナログな手法にもマッチして、すごくいい感じに仕上がったのではないかなと思います。

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今回の河村さんのデザインを見て、それをシルクスクリーンプリントに落とし込むにあたって、こだわったところまたは苦戦したところはありますか。

河村康輔氏

これはもう一言でとんでもないのが来たなっていう、それ一択ですね(笑)。もうそもそもこの絵をプリントできるのかっていう。100歩譲ってインクジェットでも難しいのではないかと思ったのがまず第一印象でした。
結果的にはできたのですが、前述の通り自分達の周りにはいろいろな技術屋さんがいます。プリントに至るまでたくさんの工程があって、それに特化した専門職がいるので、彼らの力を借りて進めました。
特にアニメーションタッチのネオン的な表現が多かったので、これをプリントで表現するのがちょっと難しかったので、その辺にちょっと時間をかけて文飾をしてコントラストを出すのを意識しました。

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atmos

最後に河村さんへの質問になりますが、今回アゾットさんで行ったシルクスクリーンプリントをご覧になっての感想をお聞かせください。

河村康輔氏

もう感動、感動のみ、ほんとに感動のみ(笑)。マジで感動(笑)。大げさじゃなく。自分もTシャツが子供の頃からすごく好きだったし、今も自分でも集めているし、クライアントとして関わっていることも多い中で、やっぱり一番憧れのプリント手法で、でもいろいろと自分でも調べたりで物を持っていたりする中で、簡単にできるとは思ってなかった手法でした。それが自分のグラフィックで、その手法でTシャツを作ってもらえるって、結構このTシャツ好きで、ものを作っている身としてはすごく本当にやっと、本当に本当のTシャツじゃないけど、自分の中で本当のTシャツができたなっていう、作ってもらえたなっていう印象です。

今回のコラボレーション
について

今年で25周年を迎えるatmosは今期「温故知新」をテーマに1年間通してプロダクトをしていきます。
アパレルとして第一弾となるトリプルコラボになります。
同じく周年を迎える『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のアニメ作品を現代版のTシャツに落とし込むために、過去様々なコラボレーションでもお取り組みをさせて頂いていたアーティストの河村康輔氏にオファーし、atmosでしか再現できないTシャツを作りたいというのが元々の経緯でありました。ただし、グラフィックを載せるだけの所謂「普通のプリントTシャツ」では何か物足りないというところで、河村氏のグラフィックを忠実に再現し、なおかつ25周年のテーマである「温故知新」を表現できるプリント手法を可能とするアゾット社にシルクスクリーンプリントのオファーをさせて頂きました。

また、当時のヴィンテージTシャツやアメリカ生産のTシャツは丸胴のボディが多かった。
丸胴のボディは生地を切り開き、巻取り等の手間を減らすことができ、脇線の縫製が不要のため、工程を減らすことで大量生産ができるなどのメリットがある一方で、見頃は円柱で決まった身幅しか出せず、当時の生地は単糸で生地から製品を作成していたので、通常着用時、洗濯時に斜向(ねじれ)しやすいなどが多いというデメリットもあり、作り手としては個人的に正直それがあまり好みではなく、、、。
そのため、今回アゾット社にはかなり無理を言って、普段使い慣れないatmosオリジナルボディにプリントをしてもらいました。丸胴ではありませんが、当時の生地を今っぽく再現するのにオリジナルの糸32/2のオープンエンド糸を使った8ozのアメリカ製コットンを使用しました。

名作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を河村氏の唯一無二のグラフィック x アゾット社の特殊なプリント技術 x atmosのモノづくりから生まれた「どこにもないTシャツ」を完成することができました。