

人の肌からキャンバス、時には服へとストリートカルチャー仕込みの身動きの軽さで自由にそのアートのアウトプット先を変える話題のタトゥーアーティスト、TAPPEI。最近では、自身のタトゥースタジオ兼アトリエをオープンしたことで話題を呼んだ。タトゥーやグラフィックなど様々な表現手法でファンを惹きつける彼は、日頃どのような生活を送りインスピレーションを得ているのか。今回は、クリエイションの源となっているアトリエや渋谷のスナックにもお邪魔し、彼のクリエイティブな1日に迫ってみた。

―普段はどんな日常を送っていますか?
いつもは朝ゆっくり起きて、準備して、オフィス兼アトリエでもあるTAPPEI ROOMにきます。オフィスでは、予約があればタトゥーを入れますし、時間があるときはデザインを考えたり絵を書いたりと創作活動に当てています。アトリエをオープンしてからは一日中ずっとここにいる感じです。夜は近くの居酒屋とかスナックとかに飲みに行って家に帰るって感じですかね。
―いわゆる普通のタトゥーアーティストとは違った独自のスタイルを持っているTAPPEIさんですが、これまでにどんなものから影響を受けたのでしょうか?
ポップアートがすごい好きで、影響は受けていると思います。僕は芸大とかにも通っていたんですけど、堅苦しいアートはあんまり好きじゃなくて、もっとラフに描かれたものとかグラフィティの人とかも好きで。自分のこの作品はプロッキーっていう市販されてる水性ペンを使って描いたりしているんですけど、その雑さもなんか良いなとか。好きなアーティストでいうと日野日出志さんというホラー漫画家や、UFO907というグラフィティアーティストも好きですね。これまで時代とかを特に意識してこなかったんですけど、それこそNIKE AIR MAX 95 OGが発売された頃の90年代のカルチャーにも絶対に影響を受けてると思います。

▲TAPPEIさんが一日の大半を過ごすタトゥースタジオ「TAPPEI ROOM 」
―漫画などからも影響を受けていらっしゃるんですね。
アメコミや日本のホラー漫画などは昔からよく読んでます。小学生ぐらいから読んでいた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という漫画で、NIKE AIR MAX 95も知りました。AIR MAX狩りの話があったり、エアワラジという草鞋も出てきたりするんですよ(笑)。実際にその当時95は持っていたわけじゃないですけど、そうやってずっと見ていて。スニーカーを好きになってから、リサイクルショップで買った90年代ぽいデザインのナイキを特に履くようになりました。NIKE AIR MAX 95 OGイエローグラデを履いたのは初めてですが、めちゃくちゃカッコ良いですね。マジで漫画で見てたやつみたいな(笑)。やっぱり形がカッコイイですし、改めて調べたら人体をモチーフにデザインされてると知り、さらにカッコイイなと思いました。
―今回NIKE AIR MAX 95 OGのアートワークも制作いただきましたが、キャラクターが描かれている作品が多いですよね。
そうですね、描いてる途中に性格を考えたりもします。今回のNIKE AIR MAX 95 OGは、スニーカー同士が仲の良い感じにしようと描いてみました。実際にタトゥーでスニーカーを入れる依頼を受けることもありますよ。モデルでいうとAIR FORCE1が今まで1番多かったですね。スウッシュも多いです。逆にNike以外のブランドはあんまり記憶がない。やっぱり熱狂的なファンが多いのはブランドとしてすごいことだなと思います。

▲この企画の為に制作したNIKE AIR MAX 95 OGのアートワーク
―タトゥーだけでなく、アート作品やアパレルの制作などもされるようになったきっかけは何ですか?
元々絵がやりたくて、それだけじゃなく色々やってみたいなと思って始めたのがタトゥーだったんです。そうしたら、むしろタトゥーを良いと言って下さる方が増えてきて。
彫り師になってからタトゥーをさらに好きになったので、それをもっとポップにやっていけたらなと思ってます。タトゥーだけやっていても、そういう人しか来なくなってしまうので。だから、今回の「TTT MSW」や「RANDY」、「DAIRIKU 」といったファッションブランドとのコラボのような色々な方向にアウトプットをすることで、タトゥー自体も広がるし、やりたかった絵も描けるので、どっちにとっても良いのかなと思ったんです。

▲タトゥースタジオのある「TAPPEI ROOM」には彼の作品を展示するギャラリーも併設
―そういったコラボレーションってどこで生まれるんですか?
コラボレーションの仲間は、夜よく飲みに行く友達です 笑。僕が行きつけの最上というスナックで飲んだりして、今回のようなコラボレーションも生まれたりしてます。昼間はずっとタトゥーや作品作りをしているんですが、人と会って刺激を受けることで、新しい物を作れたりするので、色んな人と会った方が絶対に良いなと思います。

▲この日もインタビュー後は、スナック最上にて仲間との交流を楽しんだ。
profile

TAPPEI
1993年生まれ 大阪出身
高校在学中からペイントやシルクスクリーンでの創作、
グラフィックデザイン活動を開始。
神戸芸術工科大学を中退し、彫り師として活動を開始。
2014年から拠点を東京に移し、原宿のセレクトショップCANNABISでの
経験を経て、ペイント、グラフィックアーティストとして精力的に活動する。
2020年には中目黒のスタジオに併設する形で、自身の絵画作品の展示販売や、
アパレルアイテムなどの販売を行う、”TAPPEI ROOM”をオープン。
lifestyle with air max 95


「ファッションデザイナーが語る憧れの靴」
JieDaデザイナー
藤田 宏行


「誰かのための場所を作り続けること」
BOY オーナー
奥冨 直人


「90年代を今どう纏うか」
スタイリスト
渕上 カン
モデル
浅井 なつみ
product deteal & atmos TV


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サイズ | 着丈 | 身幅 | 袖丈(裄丈) | 肩幅 |
---|---|---|---|---|
M | 65.5 | 54 | 62 | 46 |
L | 67 | 55 | 64 | 46.5 |
XL | 69 | 58 | 66 | 48 |
XXL | 69.5 | 62.5 | 67.5 | 51 |
3XL | 70.5 | 63.5 | 68.5 | 51.5 |

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サイズ | 着丈 | 身幅 | 袖丈(裄丈) | 肩幅 |
---|---|---|---|---|
M | 65.5 | 49.5 | 23.5 | 44 |
L | 67.5 | 51.5 | 23.5 | 45 |
XL | 68 | 55.5 | 23.5 | 46 |
XXL | 69 | 57.5 | 24 | 47.5 |
3XL | 70 | 60 | 25 | 48 |