FILA FX-2
MADE IN JAPAN MODEL

誕生から40年―。
名作が、時を越えて蘇る。

1911年、イタリア北部の丘陵地帯ビエラでFILAは誕生しました。110年以上にわたり「スタイル」「情熱」「創造性」を継承し、「機能性と優雅さ」「伝統と革新」といった要素を見事に融合させながら、常に進化を続けています。
FILAが本格的に脚光を浴びるきっかけとなったのは1970年代、テニスウエアへの進出でした。美しくエレガントなスタイルと洗練されたファッション性は、多くの人々を魅了しました。特に1985年に登場したブランド初のテニスシューズ「FX-2」は、コートシューズの代名詞となり、圧倒的な支持を集めました。
それから40年の時を経て、「FX-2」が国内生産により復刻されます。イタリアのFILA MUSEUMに保管されている貴重なアーカイブをもとに、当時のディテールを忠実に再現しています。
そしてこの一足は、履く人とともに時を刻むスニーカーです。レザーの風合いは履き込むほどに変化し、傷や汚れさえも個性となります。トレンドに流されることなく、【唯一無二の"育てるスニーカー"】として、自分だけの一足に育てていただきたいと思います。
かつてのテニスシーンで戦い抜いたその頑丈さと、今も変わらぬクラフトマンシップを、ぜひあなたの足元に。

本製品は、ボードラスティング製法を採用しており、ラストの美しいシルエットが特徴です。通常、ライニングの内側にはシワを防ぐためにスポンジを挟みますが、本製品ではあえて使用せず、高度な職人技術によって成形されています。その結果、よりラストの形状を生かした仕上がりになっています。
また、フルマッケイ製法の技術を持つ職人が、当時のシューズの風合いを再現するために、あえてハーフマッケイで仕上げています。インナーボードには硬さを持たせ、厚みのある革を使用することで、強い負荷がかかる当時のテニスシーンにも対応していました。ライニングとシュータンの裏地には、吸汗性に優れた素上げの豚革を採用しています。通気孔がなくとも、メッシュ素材よりも優れた汗の吸収性を発揮し、快適な履き心地を提供します。