New Balance atmos
MIX COLOR

ファッションというものは、 世相や心情を反映する鏡である。

ストリートシーンでやたらモノトーンの服や靴ばかり 身につけている人が多いような気がしたのは2016年頃のこと。 2018年になってモノトーンのコーディネートをしている人は少し減った印象で、 2019年はペールトーンの落ち着いた色合いが流行を見せている。 なぜモノトーンや落ち着いた色のファッションが受け入れられているのか 色々と調べてみたが、明確な理由は得られなかった。

しかし、ファション関係の方々から興味深い話を伺うことができた。 理由は定かではないが、どうやら日本人は景気が 悪くなったり社会の見通しが不安定だったりすると モノトーンや落ち着いた色の服が売れ、 シンプル寄りのコーディネートに傾くのだ、と。

社会情勢だけではない。今年は例年に比べ梅雨入りも遅く、 7月だというのに長雨で記録的な冷夏となった。 気が滅入っている人も多いだろう。雨が続くと、 おしゃれな服や靴を身につけて外に出かける気も失せてしまいがちである。 筆者自身、何か不安だったり悶々と考え事をしたりしている時期は、 どうしても地味なコーディネートになりがちである。 これは他の方々にも当てはまるのではないだろうか。

しかしatmosが企画する別注スニーカーはいつも、 そんな陰鬱な雰囲気を吹き飛ばさんばかりの派手なデザインが多い。 今回紹介するニューバランス「CM996ATN」も、atmos別注らしさが 際立つアシンメトリー、ビビットトーン、マルチカラーを特徴としている。 ニューバランスはこれまでatmos別注として数多くの製品をローンチしている。 2010年リリースのatmosのオープン10周年を記念した「A10」、 2012年リリースのスウェード素材とチェックパターンをあしらった「M574J」、 今年2019年に発売されたピンクのドミナントカラーが 特徴的な「CM997H」など、ポップでカジュアルなモデルが多く、 見る者を明るく軽快にさせるようなカラーリングを打ち出してきた。

今回発売される「CM996ATN」は、99Xシリーズのクラシックな フォルムをしっかりと継承しつつも、 ビビットカラー、ストロングカラーを ドミナントトーンでふんだんに散りばめた逸足となっている。 アイコニックな「N」ロゴは蛍光イエローのリフレクティブ素材を用いているが、 これは前述の「A10」のライニングに用いられているカラーを踏襲したデザインだ。

今回はこのCM996ATN発売に合わせ、 関連商品のTシャツも同時発売される。

ニューバランス996が世に初めて現れたのは1988年のこと。それから実に31年もの間 ニューバランスを代表するシューズとして第一線を張り続けている。 衝撃吸収性に優れるEncap構造と持久性に優れたC-Cap構造は ニューバランスの代名詞的技術とも言える。 もともと矯正装具メーカーとして創業されたニューバランスだが、 多くのスニーカーフリークから「ニューバランスに 出逢ってしまっては、もう他のメーカーのシューズには戻れない」と 言わしめるほど快適な履き心地を提供している。 ウィズ(靴の幅のこと)も幅広く選択できることもニューバランスならではの特徴だ。

以前、ある若者から「今の時代は情報が多すぎて生きにくい窮屈な世の中だ。」という話を聞いた。 しかし、これまでに生きやすい世の中があったかというと、そうでもなさそうだ。 社会情勢に関しては、実は確実に良い方向に向かってはいるのだが、 先のことなど誰にも予想はできない。 悶々と考えることは一先ず置いておいて、遠慮がちなファッションをやめ、 たまにはカラフルなコーディネートをして街に繰り出すのも良いではないか。 長梅雨であっても、明けない梅雨は無い。雨の後に陽光が射せば、 美しい虹が現れ陰鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれるように、 ニューバランスCM996ATNはまさに「一足」先に、 足元にビビットな虹を彩ってくれるのでは無いだろうか

TEXT:めるし

New Balance CM996ATN

ITEM CODE : cm996atn
PRICE : ¥15,800(+tax)

New Balance JMTL9520

ITEM CODE : jmtl9520wt / jmtl9520bk
PRICE : ¥5,400(+tax)