adidas Originals ADIMATIC "ALTERED BLUE" interview
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ADIMATIC
SPECIAL
INTERVIEW

ADIMATICの発売を記念してストリートファッション界のキーマン3人によるADIMATICへの思いをインタビュー形式で語ってもらいました。



-- オリジナル発売当時の印象は? --

土井:たぶん東京に出て来た時か次の年かにコレが発売した気がします。
GENUINEさんとかE-Zさんとか、そういうど真ん中じゃない所で売っていたイメージがあって。
その時に自分が夢中になって追いかけまわしていたのがSUPERSTARとかCAMPUSのフランス製とかで、
みんながあんまり履いていないぞみたいなのを探していた時に
「ああ、こういうのがあるんだ」
みたいな感じで辿り着いたのかなって思いますね。
その当時、原宿はバリバリのいわゆる裏原的な雰囲気だったと思いますね。
ココからは僕らの街だぞ!みたいな感じはありましたね。
僕は憧れだけで行っているというか。
「ああ、こういう感じなんだ」とか「あそこの店の人カッコイイね」とか。



與賀田:出た時は僕が小学生くらいの時だと思うので。
ADIMATICを知ったのは中一くらいの時ですかね。
それもう90年代終わりくらいですもんね。
スケートをやっていた先輩が履いていて、それで知っていたっていう感じです。
「そんな靴あるんですね?」みたいな感じで。
90年代の物は少し上の人たちの物っていう印象はありますね。
スケートとかが凄い流行っていたので。
僕が20代の時に原宿で働いていた時に比べたら、
やっぱり今の若い子たちは凄い90年代のカルチャーとか
僕より知ってる時とかありますし。
凄いみんな掘ってると思いますね。
今の20代の子たちは。だから凄い詳しいですよ。
BUDDHA BRANDの事とかも凄い詳しいですし。



高橋:90年代中盤だったじゃないですか、ADIMATICが発売されたのって。
僕まだ小学生だったのでリアルなそこにはいないんですけど、
丁度このファットなシルエットのシューズが世の中出てきて、
もう少し後になった時に俺らが中学生とかそれくらいの時期ですかね、
ファットシルエットなシューズが一般に行き渡ったみたいな世代なんですよ。
当時は靴を買う時は全部スケシューで。
めちゃめちゃボリュームのある靴を買っていて、
ここにプラパーツが付いていたりするような靴を選んでいたので。
ADIMATICはスケーターのためのシューズかなと思っていたんですけど、
勝手なイメージですけどパンクスとかああいう人も
履いていたイメージがあるんですよ。
ハイソックスに ショーツにみたいな。
その頃の上の世代って、
イケてる兄ちゃんとかそういうレベルじゃなくて怖い人みたいな。
話したらやられるみたいな。
だから俺らは雑誌をくまなく観てました。
なのでADIMATICとかはスナップで観て
「わあ、こういう風に履くんだ」っていうのと
後ろにあるかどうかわからないようなスニーカーショップみたいなのの
広告がバーって並んでいて、その中にADIMATICがぽんぽんって出ていて、
でニッキュッパ(29,820円)みたいな。
「うお、この靴カッケーけど こんなするんだ」みたいな。



-- 昨年、復刻された事に関して --

與賀田:当時の人とかも みんなスケートで履いていた印象が強いんですよね。
なのでオリジナルの物とかも良い状態で残ってる物とかは古着屋的に見てもたぶん無いんだろうなって。
何年か古着屋さんで働いて、古着を見てきていてもやっぱり見かける機会があんまり無いんですよね。
スニーカーが好きで追いかけていた人たちが結構アツい気持ちで復刻をされているのは凄い素敵だなと思います。



高橋:昔見ていた物が今復刻される。
そこそこ知識も付いてきて、服の合わせも出来るようになってという時に
「あ、このタイミングでの復刻は超良いんじゃないかな」
って思ったんですよね。
90’sぽい雰囲気の流行りが来ていたじゃないですか、
何年前からか。
若い子たちがファッションに興味を持った頃に
もうそこにいると思うんですよね。
ムーブメントに。
なのでもう自分らの世代の服ぐらいのテンションでいると思うんですよ。
古着と新品の概念がそんなにこう、垣根が無いというか。



土井:なんかメッチャまじまじ見たの凄い久しぶりなので、正直。
「あ、こんな感じだったんだな」っていう。
紐がラインとここまで一緒になっている感じとか。
後このトレフォイルじゃない新しい方のロゴ。
このロゴをやりだした時って結構ロゴの使い分けが曖昧だったというか。
パフォーマンス系はこっちでやりますよ、みたいな感じだったから。
なんかでもそれが初めてバチッと我々側にはまったのは、
このモデルだったかなって思いますね。



-- 実際見てみてどうですか? --

高橋:ぶっちゃけ手にしたのは初くらいなんですよ。
並んでいるのは見た事あるんですけど、
ヴィンテージのスニーカーショップとかで。
ボリュームはあるけど見た目よりも意外とシャープなんだな。
やっぱこのソールですよね。
この歯ですか、ワニみたいな。
あと上から見た感じのこのやる気のある感じっていうか。
ショーッっていう。伝わるかな?

與賀田:やっぱソールのこの柄ですか? 
ウニウニウニっていう。
こういう柄だったりとかは視覚的に面白いなと思いましたね。
色に関しても今の人たちには凄い刺さりやすい気がしますね。
みんな今している格好にスッと合わせやすいというか。
履きやすそうな印象はありますね。



-- どういう服装に合わせたいですか? --

土井:このあたりの2000年前後の部分ってロスっぽいあれで言うと、
割と太いパンツに、太いトラックパンツに、
とかってあると思うんですけどあんまり別にそこまで深く、
別に当時っぽさに寄せる必要は特に無いかなと思いますね。
黒白ですしね。
割とSUPERSTAR的に履けば良いのかなとは思いますね。

高橋:TOM PENNYっていうスケーターが凄い好きで、
超ルーズなシルエットで。
そのルーズなシルエットに凄いボリュームのある靴を履いていて、
目見えてますか?くらいのニット帽を被っていて。
あのTOM PENNYがめちゃくちゃカッコ良かったんで、
自分だったらアイテムはどアメカジなんだけど
シルエットがその当時っぽいなって言う感じで合わせたいですね。

與賀田:こちょっと太めのキレイ目なスラックスと合わせたり、
当時の履き方とかとはちょっと違ってADIMATICこの落ち着いた色にも合いそうな、
ちょっと大人っぽい合わせ方が良いかなっていう感じがしますね。
ツイードのテーラードジャケットを着たりとか。
90年代終わりくらいの当時も割と
カジュアルな横乗りっぽい格好をしていた人たちとかが、
キレイ目なニットを着たりとかテーラードを着たりしてる人たちもいたりした。
そこへのオマージュもあるんですけど。
今なんかこう若い子たちが凄い好きで着ているような
ナイロンシェルの2000年代っぽい物と
あえて合わせたりしても良いかもしれません。
色が凄い今っぽいというか、
こういう色は合いやすいかなっていう気がしますね。
上品なカシミアのセーターとか着てADIMATICを履きたいなとは思います。



-- adidasの定番へ --

與賀田:90年代らしいこのフォルムっていうのが
今の若い子たちからすると色々な物の入りのベースにはなっていると思うので、
当時憧れていた上の世代の人にとっても
定番になっていきそうな予感はしてます。

土井:あんまり主張が強すぎないというか、
色が付き過ぎてないっていうか。
それを着ていればもう大丈夫だよ感の安心感とか、
最大公約数的な物だと思うので。
そういう物は定番かなとは思いますね。

高橋:女の子とかにも凄い良いと思うんですよ。
男女の垣根を越えて定番になっていければ凄い良いと思うな。
一個目が「コレ俺の定番なんだよ」じゃなくて、
初めて買って履いてみたり着てみたりして、
まだ全然ダメにもなってないのにもう一個買ったり、
「違う色欲しいな」ってなった時に「ああ 定番だな」っていう。





◆土井 健(どい たけし)
Props store/Props Store Annex
ディレクター
1979年、広島出身
文化服装学院卒業
セレクトショップを経て、2006年に同郷の藤井 潤とともに
インポートセレクトショップProps storeを設立、
2017年にユーズドウェアを主体としたProps store annexをオープン、
現在に至る。近日、My loads are lightに別注した
コラボレーションソックスが発売予定

Instagram : @propsstore/

Instagram : @propsstore_annex/




◆與賀田 洋佑(よがた ようすけ)
Astrology store / echord / 株式会社OBRERO
ディレクター, オーナー
1985年、佐賀出身
原宿の古着屋を経て、2010年に古着卸OBREROを設立、
2021年にアメリカ古着を主体とした実店舗Astrology store(豪徳寺)と
lady's vintageショップのechord(代々木上原)をオープン、
現在に至る

Instagram : @astrology__store




◆高橋 優太(タカハシ ユウタ)
Color at Against オーナー
1986年 秋田県出身
ステューシー、セレクショップを経て2013年代々木上原に
ドメスティックと古着とインポートのセレクトショップをオープン。
近日完全オリジナルボディのスウェットとフーディーが発売予定。

Instagram : @color_at_against




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